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Artificial Life and Roboticsに研究成果が掲載されました。

Artificial Life and Robotics (IF 0.8)に協力学生の井桁幹人さんとの共著論文が掲載されました。(小川が本論文の責任著者となります)

著者:Yoshimune Tayama, Jun Ogawa, Hidemitsu Furukawa (Yamagata Univ.),

タイトル:Peristaltic pump mechanism for differential bidirectional transport in a single channel

掲載情報:https://link.springer.com/article/10.1007/s10015-026-01126-5

蠕動ポンプは、医療、食品産業、バイオテクノロジーなどの分野で広く利用されています。一方、生物界では、カタツムリに代表される腹足類が蠕動運動によって移動することが知られており、その推進方向は筋収縮波の伝播方向とは逆向きとなります。そこで本研究では、この腹足類の蠕動運動を模倣した機構を用いることで、単一の流路内において双方向輸送を実現可能な搬送装置を開発しました。本装置は、パラレルリンク機構と柔軟なシリコーンゴムチューブから構成されており、モータの回転運動のみを利用してチューブ内に連続的な蠕動運動を発生させます。さらに、偏心軸によって波状運動を生成し、チューブ部へ伝達される力を連続的に変換することで、滑らかな波動運動を実現しました。

実験の結果、液体は波の伝播方向に輸送される一方で、チューブ壁面によって拘束された細長い物体は、波の伝播方向とは逆向きに輸送されることが確認されました。本論文では、この新たな搬送機構の提案とその動作解析について報告するとともに、従来の流体および物体搬送技術に対する新たな知見を提供することを目的としています。