「機能材料」に、やわらかモノづくりと3Dプリンティングに関する解説記事が掲載されました
ニーズとシーズを結ぶ新材料情報誌「機能材料」第44巻11号(2024年11月号)の特集「3Dプリンタ向け材料・技術の活用事例」に、小川純の解説記事「やわらかモノづくりにおける3Dプリンティング技術」が掲載されました。
本記事では、小川がこれまで取り組んできた「ゲルハチ公」「ゲルクラゲ」「マッシュルームの立体培地」などの事例を通じて、柔らかい材料と3Dプリンティングを組み合わせたものづくりの可能性を紹介しています。
私たちが着目しているのは、形をつくるだけでなく、柔らかさを通じて機能や体験を生み出すことです。材料の柔らかさや形状は、触れたときの感触、動き方、周囲との関わり方に影響します。こうした特性を設計に取り入れることで、従来の硬い材料を中心としたものづくりとは異なるアプローチが生まれます。
柔らかいロボットの試作である「ゲルハチ公」や、水中での姿や動きが特徴的な「ゲルクラゲ」は、やわらかモノづくりを人とのコミュニケーションや鑑賞体験へとつなげる事例です。一方、「マッシュルームの立体培地」は、3Dプリンティングによる形状設計を生産技術へと展開する試みです。対象や用途が異なるこれらの研究を通じて、柔らかい材料の造形技術が持つ応用の広がりを取り上げました。
材料の特性を理解し、形を設計し、必要な機能へとつなげる。 本記事が、やわらかモノづくりの考え方や、異分野での活用の可能性を知っていただくきっかけになれば幸いです。今後も、材料・造形・情報技術を組み合わせ、新しいものづくりの研究を進めていきます。
記事情報
タイトル
やわらかモノづくりにおける3Dプリンティング技術
著者
小川純
掲載誌
機能材料,第44巻11号(2024年11月号),シーエムシー出版
特集
3Dプリンタ向け材料・技術の活用事例



