4D Printing Summitで、柔らかさを活かしたものづくりの可能性を紹介しました

2025年1月7日、株式会社リバネスが東京都墨田区のセンター・オブ・ガレージで開催した「4D Printing Summit」において、小川純が講演を行いました。

4Dプリンティングは、光や温度、磁場、pH、力などの刺激に応じて形や性質が変化する材料を活用し、造形後の変化や機能まで設計する技術です。形をつくることに加え、「どのような刺激で、どう変わり、何をするか」を考えることで、ものづくりの可能性を広げます。本イベントは、材料開発からシミュレーション、造形技術、応用までの研究動向を共有し、産業界とアカデミアの連携を促す場として開催されました。

小川の講演では、4Dプリンティングの応用に関わる視点として、「柔らかさ」が生み出す機能や情報に着目しました。仮想空間と実際の装置の双方において、柔らかさが物の操作、食品のテクスチャ解析、触感の解釈、変形を利用した機能の実現にどのように役立つのか、研究事例を交えて紹介しました。

柔らかい材料は、外から力を受けることで形を変え、対象に沿った接触や、複雑な応答を生み出します。私たちは、その変形や応答を、動きを生む仕組みとしても、対象の特徴を読み取る手掛かりとしても活用しています。材料の特性を形状設計やセンシング、情報処理と組み合わせることが、やわらかいロボットや食感解析AIなどの開発につながっています。

講演を通じて紹介したのは、柔らかさを、動き・感覚・情報処理を支える設計要素として捉える考え方です。今後も、材料と造形技術、AIを結び付ける研究を進め、異分野の研究者や企業との連携を通じて、新しい機能や体験を備えたものづくりへと展開していきます。

4D Printing Summitの開催報告はこちら(株式会社リバネス)